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世界遺産「﨑津集落~夜の﨑津教会~」

7月に入り,梅雨入りが待ち遠しかった先日までの天候とは変わって,大雨が心配されるこの頃です。

天候が悪いこの季節は,観光客もまばらで,美術館を訪れる人も少ないこの頃,ウエダは自分の製作に日々いそしんでいます。

さて今回紹介するのは天草の﨑津集落です。画像は、教会のスケッチをもとにウエダが描いた「夜の﨑津教会」です。

「天草の(あまくさ)﨑津集落(さきつしゅうらく)」は、潜伏キリシタンが何を拝むことによって信仰を実践したのかを示す4つの集落のうちの一つです。

禁教期の﨑津集落の潜伏キリシタンは大黒天や恵比須神(えびすしん)をキリスト教の唯一神であるデウスに、アワビの貝殻の内側の模様を聖母マリアにそれぞれ見立てるなど、漁村特有の生活や生業に根差した身近なものをキリシタンの信心具(しんじんぐ)として代用するということによって信仰を実践しました。

7月中は,世界文化遺産登録一周年を記念して,12の構成資産にちなんだ作品を展示しています。

梅雨の晴れ間を利用して,「風の大地美術館」へもぜひお立ち寄りください。

佳那衣

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