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8.142020
爆心地 平和な世静かに願う
1945年8月9日,長崎市松山町の長崎造船所が所有していた空き地の上空500mで、原爆がさく裂しました。今は爆心地公園として
原爆落下点を示す標柱と石碑がひっそりと置かれています。
この絵はここで祈る人々の姿に着想を得ました。右上には青白い光があり、中心に十字架を掲げる人がいます。目がくらむような原爆が爆発する
間際に惨禍から逃れたいと願ったのか,それとも一刻も早く戦争が終わり,平和な世が訪れるのを静かに願うのか。
昨年11月,この場所をローマ教皇として初めてフランシスコが訪れ,花輪に手を置いたまましばらくうつむき,その後に空を見つめた姿が印象的でした。
演説では「ここは私たち人間が過ちを犯しうる存在であることを,悲しみと恐れと共に意識させてくれる。」と語りました。爆心地の惨劇から長い年月がたっても
まだ核兵器を持つ人類の危うさを指摘しているのではないかと思いました。 ウエダ清人
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