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ウエダ清人展「歴史を歩く」始まる

1月の版画展には,多くの方々に来館していただきありがとうございました。版画展も無事終了し,2月9日からは

ウエダ清人展「歴史を歩く」がスタートしました。館主ウエダ清人がこの展覧会に向けての思いを載せています。読んでいただければ嬉しく思います。

2・3月やっていますので,時間を見つけてぜひご観覧ください。                             上田 佳那衣

期日 2018年2月9日(金)~3月27日(火)

町を散策すると,これまで気づかなかった歴史や文化を再発見できます。今回,長崎の玉園町,諏訪町,寺町,館内町,大浦町の寺や裏通りの壁など,私自身が感動した風景を絵で表現しました。普段歩いていると,なんでもなく通り過ぎてしまう風景が,ふと足を止めて見てみると,長い歴史を感じさせるものであったり,美しいと感じる風景であったりします。その感動した場面を,自分なりの思いで切り取り,絵で表現することに,大きな喜びを感じるこの頃です。例えば,寺の壁や門,石垣,装飾された金具や扉など,一つ一つに当時の人たちの思いが今に伝わります。

皆様にとっても,それぞれに思い出として記憶に残る様々な建物や文化遺産があることでしょう。今回の作品展は,私が素直に感動した文化財を,町を散策する気持ちで観ていただければ幸いに思います。

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